高級ハンバーガー店「Shake Shack」、カナダ発のECプラットフォーム「Shopify」、ロシアの検索エンジン「Yandex」などの2017年決算まとめ

Shake Shack, Inc.

昨晩発表されたアメリカ決算の中で、特に気になった4社をまとめます。


Shake Shack:NYC以外の売上比率が初めて過半超え

まずは高級ハンバーガー店のシェイク・シャック。

売上高は3億5881万ドル(前年+33.6%)、営業利益は3381万ドル(前年+21.6%)という水準。

そのうち、直営店の売上は3億4639万ドルで、ライセンス売上は1242万ドル。

既存店舗あたりの売上は1.2%減少。店舗数は45店舗の純増で、そのうち26店舗がアメリカ国内の直営店で、19店舗がライセンス店舗。

店舗数は39.5%の増加となっており、2017年末時点で国内直営店が90店舗、国内ライセンス店舗が10店舗、海外ライセンス店舗が59店舗。

Shake Shackは当初、ニューヨーク中心部(NYC)へのドミナント出店をしていたためにNYCの売上比率が大きくなっていましたが、アメリカ全土や海外への出店を進める中で、NYCの比率は低下しています。

2017年には41%と、NYCの売上比率が初めて半分以下にまで低下しています。

国内直営店の状況です。


年平均増加率が45%という、積極的な出店を続けています。串カツ田中並みですね。

やはりNYC以外が73店舗とかなり多くなっています。既存店売上高が伸び止まっているのは、地方に出店していることも要因にありそう。

続いて、海外を中心としたライセンス店舗の状況です。

ライセンス店舗は中東、トルコ、ロシアにすでに40店舗を開いています。

その他、日本と韓国は11店舗、アメリカに10店舗、イギリスに8店舗。

今後はマカオや上海などを含め、アジアに注力していく構え。

2018年の見通しは、売上高4億4400万ドルから4億4800万ドル、そのうちライセンス売上は1200万ドルから1300万ドルを見込んでいます。

直営店は32から35、ライセンス店舗は16から18店舗を新しく開く予定。

2020年までにアメリカ国内に200の直営店と120の海外ライセンス店舗、年間売上高7億ドルを達成することが最低目標。現在の2倍ほどの規模です。



Shopify:GMVが前年から71%増の263億ドルに

続いて、カナダに本社をおくインターネット企業、Shopifyです。

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